天建寺橋は、筑後川にまたがり佐賀県と福岡県とをつなぐ橋で、長さ426m、幅12m、道路面からの高さは53.5m、二基の橋脚に直径20センチのワイヤー80本で橋げたをつる筑後川に架かる唯一のPC(プレストレスト・コンクリート)斜張橋です。
天建寺橋がなかった頃、「天建寺渡し」という渡し舟が運行され、筑後川改修工事で陸の孤島となった土井外地区の住人にとって他の地区への移動手段はこの渡し舟でした。
土井外地区の生徒は天建寺渡しを利用して通学していました。昭和25年2月13日早朝、乗船していた小中学生45名が、ふいの突風により転覆する事故が発生しました。乗船していた全員が2月の冷たい川に投げ出され、小学生6名の尊い命が犠牲となりました。
この事故を悼み、事故より4年後天建寺橋が優先的に建てられました。
後に「学童遭難乃碑」が橋の近くに建てられ今も鎮魂の祈りが捧げられています。
現在ある2代目の橋は平成11年に建て替えられました。
住所:みやき町大字坂口
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