千栗八幡宮名越祭のいわれ

毎年8月1日に千栗八幡宮で行われる神事で、通称「輪くぐりさん」や「茅の輪くぐり」と呼ばれ、人々に親しまれています。茅の輪(茅草(かやくさ)で作られた大きな輪)は、正月から六月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を祓うと言われ、それをくぐることにより、疫病や災難から逃れられるという言い伝えがあります。

鳥居につけた直径約1.7mの茅の輪を
「みな月の夏越の祓えする人は千歳(ちとせ)の命のぶといふなり」
「蘇民将来(そみんしょうらい)」

という古歌を唱えつつ、左まわり・右まわり・左まわりと、八の宇を書くように三度くぐり抜けます。
(くぐり方は茅の輪が掲げられた鳥居に説明書きがあります)

名越の言葉の由来は、「夏越し」の略語である、「縄越」の意味である、「夏の名を越すから」である、あるいは荒ぶる神を祓い和(なご)めるためである等々、色々な意味があると言われています。 また、茅の輪の起源については、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が武塔神(むとうのかみ⇒素盞鳴尊スサノオノミコト)から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、疫病から免れることができたという故事に基づきます。 

8月1日の当日は、午前7時に茅の輪くぐり初めの儀が行われ、それ以降は何時でもくぐることができます。午後には地元小・中学生による奉納剣道大会も開催されます。

 

  
茅の輪くぐりの儀が行われ   宮司さんに続いて参拝者が茅の輪をくぐります。

 

茅の輪と蘇民将来

 備後国風土記に残る伝説では…「その昔、スサノオノミコトが南の国へ旅をすることになりました。すっかり日も暮れてしまったので一夜の宿を借りようと、とても裕福   な 巨旦将来(こたんしょうらい)の家を訪ねました。しかし神であることを隠してみすぼらしい旅人の服装のままで会いに来たスサノオノミコトを見た巨旦将来はすぐに追い出してしまいます。
次に貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)の家を訪ねると快く承諾し、見ず知らずの旅人のためにその日家族で食べるはずだった粟の粥をふるまいました。スサノオノミコトは蘇民将来の気持ちにとても感心され、自分が神であることを告げます。そしてこれから疫病が流行るのでお前と、その家族はこれを腰に付けておけば疫病から逃れられると茅の輪を渡されました。言われた通り茅の輪を腰に付けていたところ蘇民将来の家族だけが疫病に罹らず、巨旦将来を含めた村の者はすべて滅んでしまったそうです。蘇民将来はこの命の教えを子孫に伝えていきました。」
この故事から茅の輪と蘇民将来が結びつき、名越祭の起源となったそうです。

 

鳥居には、くぐり方の説明があります。 

 

 

 
子どもたちによる奉納剣道大会も行われます。

千栗八幡宮名越祭の詳細

開催日時 毎年8月1日
開催場所 千栗八幡宮

 

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