令和5年 お粥試の結果がでました

千栗八幡宮「お粥試し」のご託宣が発表されました    

 

千栗八幡宮のご紹介

災害に気を付ける年になりそうです。


令和4年のお粥の様子 昨年↓と比較すると五色のカビの雰囲気が違うことがわかります。
  
(参考1:令和4年のお粥試の様子)

 

赤・黄・青・黒・白の五色のカビは揃っていますが
南西方面に偏りが見える少し変わったカビの生え方です。
毎年同じ分量、条件でお粥作りをしますが
如月、弥生の空気が乾燥した季節を過ごしたにもかかわらず
今年はずいぶん水気の多い、緩いお粥の様となりました。

一年を占う大年は全体運を十とするなら、六分の出来ですが、
平均より少し良いくらいの年と言えましょう。

日和は七分、雨天は三分と出ましたが、大水が大いに見ゆと出ていますので、
局所的な水害が危惧されます。
気象変化に伴う突発的な災害に気を付けましょう。

大麦・小麦・裸麦・小豆・早稲・中稲・蕎麦は中、
大豆と晩稲は中下と見えることから、今年の収穫はやや劣るようです。
全体的に農作物は昨年より少し低い収穫となるかもしれません。

先ほど、大水の局所的な水害を危惧していると申しましたが、
有明海が今年は未曽有の海苔の不作であったことから
海の順位が低い事を心配しています。

地震も見ゆと出ました。
今年は東北大震災から12年の節目の年です。
あの日あの時思った事、考えたこと、感じたことを風化せずに
防災意識は常に高く、防災の備えに心がけましょう。

流行病が見ゆとでましたが、昨年の「大いに見ゆ」から変わっています。
新型コロナウィルスも今年こそは終息に向かって欲しいと願います。

さて、今年の注目すべき所はは火災が大いに見ゆと出ている事です。
自然災害ではなく人の手による火災のようです。
また奇妙な黒い影のようなカビが見えているのが気がかりです。
火の始末をきちんとして、火の用心でお過ごしください。

もう一つは3年連続で事故が大いに見ゆと出ている事です。
私は『「事故」とは人の心が忙しく落ち着かない時に起こるもの』と申しあげました。
私たちは毎日、未だに終結の道筋が見えないロシアのウクライナ侵攻のニュースや
耳を疑うような心を痛める事件報道を見聞きします。

忙しい(いそがしい/せわしい)の「忙」と言う漢字は心を亡くすと書きます。
どんなに窮地に立とうとも、人の心を亡くしてはいけません。
心を保ち、自分に対する優しさ、他人対する思いやりを
忘れないように過ごして参りましょう。
毎年毎年、繰り返して申しておりますが、とても大切な事ですので
このご託宣を読んでいただく度に思い出して頂ければ幸いです。

昨日の続きを繰り返しながら少しづつ変わっていくのが世の常ではありますが
今年は「自他共に」という言葉を大切に過ごしては如何でしょうか。

( 千栗八幡宮 東 宮司 談 )

 

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