平成31年のお粥の様子 昨年↓と比較すると五色のカビの雰囲気が違うことがわかります。
(参考1:平成30年のお粥試の様子)
今年も赤・黄・青・黒・白の五色のカビがすべて揃って
とても風景がいいお粥の状態です。
一年を占う大年は全体運を十とするなら、七分の出来で、
まずますの収穫が期待されます。
日和は七分、雨天は三分と出ましたので、天気に恵まれる年でしょう。
ただ、大雨、大風は見ゆと出ていますので、
昨年、水害や猛暑で各地に災害が相次ぎましたが、特に風を心配しています。
また今年の夏も暑さが厳しいようなので、激しい気象変化に伴う防災や
個々の体調管理には気をつけましょう。
大麦・小麦・晩稲は中上と見え、豊作が期待できます。
大豆・小豆・早稲・晩稲・蕎麦も良い収穫できるようです。
裸麦も中となり、全体的に農作物は良い収穫があるというご託宣が出ています。
気がかりなのは、今年は事故が唯一の大いに見ゆと出ています。
昨年は心痛む虐待やいじめが多く報道された年でした。
小さな事、気がついた事から救える命があります。
人は必ず優しさと愛情を持っています。一人ひとりが困っている人に手を差し伸べ、
慈しみの心を持って対応すれば、良き方向へ向かうと信じています。
さて、今年のカビの特徴は、大きく盛りあがった白いカビと慶事を表すきれいな
赤いカビが見えることです。これは人の心が大きく揺れ動くことを示しています。
今年は平成31年4月30日、天皇陛下が御退位され、翌、令和元年5月1日、
皇太子殿下が新しい天皇として御即位されます。
この皇位継承、すなわち「御代替わり(みよがわり)」となり、
古い時代と新しい時代の潮目の一年となります。
これまでの時代を思い巡らせ、これからの新しい時代をより良きものにするための
設計を考える年となるでしょう。
時代は一人ひとりの心の動きが大きなうねりとなって作りあげていくものです。
人を愛し、自分を愛し、この国を愛して、新しい元号となった御代も良き時代となるよう、
プラス思考でまいりましょう。
( 千栗八幡宮 東宮司 談 )
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